般的に食べられているイカは、下記の4種類になります。
同じイカでも栄養素に差が出てくるのは不思議ですよね。
共通点としては、低糖質なことが挙げられます。
他は、コウイカは最も低カロリーであったり、スルメイカとヤリイカは高タンパクであったり、ホタルイカは高脂質であることが特徴的です。
この4種類のなかで最も食べられている種類が、スルメイカです。
スルメイカは1杯あたり300g程度なので、1杯あたり249kcalになります。ご飯1杯が250kcal程度なので、イカ1杯とほぼ同じカロリーになります。
カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 糖質 | |
コウイカ(生)/100g | 66 | 14.9 | 0.3 | 0.1 | 0.1 |
スルメイカ(生)/100g | 83 | 17.9 | 0.8 | 0.1 | 0.1 |
ホタルイカ(生)/100g | 84 | 11.8 | 3.5 | 0.2 | 0.2 |
ヤリイカ(生)/100g | 85 | 17.6 | 1.0 | 0.4 | 0.4 |
・イカを使った料理はどんなものがある?
さきいかや燻製、塩辛は生のイカよりも糖質が非常に高くなっているのが分かりますよね。
これは、イカが何か変わったわけではなく、加工する際に使用する調味料に糖質が含まれているのです。
するめはイカから内臓などを取り出し、乾燥させただけなので味付けをしていません。
そのため糖質は低いままなのです。他よりも高カロリー・高タンパクなのは乾燥させているため水分がなくなり、1杯あたりが軽くなったことが関係しています。
カロリー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 糖質 | |
するめ/100g | 334 | 69.2 | 4.3 | 0.4 | 0.4 |
さきいか/100g | 279 | 45.5 | 3.1 | 17.3 | 17.3 |
燻製/100g | 206 | 35.2 | 1.5 | 12.8 | 12.8 |
塩辛/100g | 117 | 15.2 | 3.4 | 6.5 | 6.5 |
イカダイエットの効果と食べ方とは

・イカダイエットの効果
①コレステロールの代謝を引き上げる
イカにはタウリンと呼ばれる成分が豊富にふくまれています。
タウリンは体内に入ることで、コレステロールを分解しやすくなり、代謝を引き上げやすくなりますので、自然と痩せやすい体質をゲットすることが出来るのです。
コレステロールの代謝を引き上げることで、普段脂っこい食生活をしていると言う方でも、コレステロール値の値を減少させることが出来ます。
コレステロール値の値が減少する事で、脂肪の定着を防ぐ事に繋がり、自然とダイエット効果を得られるでしょう。
日頃からコレステロール値が高い方の場合は特に、イカを摂取するように心がけることで、自然とタウリンがコレステロール値の減少のサポートをします。
②肝臓脂肪を減らす
一度脂肪が付くとなかなか落としにくいとされている体の一部が、肝臓です。
肝臓脂肪は各種体に異変をもたらし、生活習慣病を引き起こす危険性がありますので、食事制限などを行って脂肪を取り除く必要が有りますが、イカを摂取することで、肝臓の脂肪を自然と取り除く効果が期待出来ます。
厳しい食事制限や運動などを行わずとも、イカを摂取するように心がけるだけで、少しずつ肝臓の脂肪を減少させられるでしょう。
日頃から運動や食事制限をあまりしないという方で、アルコールなども積極的に飲まれているという方は特に、日頃からイカを摂取するようにしておくと、肝臓の脂肪が付くことを予防出来ます。
③タンパク質が豊富
栄養素表で見たように、イカは平均的に100gあたり15g程度のタンパク質が含まれています。
イカは1杯あたり(約300g)に45gものタンパク質が含まれていることになります。
タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、全身の細胞の材料になります。
タンパク質は、細胞が新しく生まれ変わるために必要なので、代謝に関わってきます。
タンパク質が不足し代謝が悪くなると、脂肪が燃えにくい体になってしまうので注意しましょう。
④ミネラルが豊富
イカには、ミネラルの亜鉛と銅が豊富に含まれています。
これらは、ダイエットをする際に不足しないように注意すべきミネラルなのです!
亜鉛が不足すると、食欲を抑えるホルモンの生成量が少なくなってしまいます。
そのため、食欲が溢れてしまい、過食に繋がるのです。また、亜鉛不足は味覚が正常に働かない原因にもなります。
銅は脂肪をエネルギーに変える際に必要なミネラルです。
体内で蓄えられている脂肪は、体を動かすとエネルギーとして消費されますよね。
このエネルギーへの変換がうまくできないと脂肪が燃えにくい体になってしまうのです。
・イカダイエットの食べ方

①刺身で食べる
イカのダイエット効果を高める食べ方として、やはり刺身で食べる方法がおすすめです。
刺身が良い理由は、カロリーを一番抑えることができる食べ方だからです。
焼いたり揚げたり、炒めたり、煮たりすると、他の食材のカロリーや調味料などのカロリーが加わってきて、結果的に高カロリーになってしまうということに繋がります。
しかし、刺身は醤油や薬味のカロリーのみなので、イカを低カロリーに食べることができるので、オススメです。
②炒め物にイカを入れる
いかは味にくせがなく、和風、洋風、中華風と幅広い料理に使える食材です。
日本は世界でも有数ないかの消費国で、するめいかをはじめとしたさまざまないかが流通しています。
低カロリーないかの炒めものなら、ダイエットや糖質制限中にもおすすめですよ。
注意点
①塩分量に注意
イカには、スルメやさきいかなどの加工品もあります。
コンビニやスーパーにも売っていて気軽に購入できますし、おやつやおつまみにも食べることができ、好きな方も多いのではないでしょうか?
そんなスルメやさきいかですが、食塩などの調味料で味付けをされているので、高カロリー・高糖質になっており、生のイカを食べる感覚で食べると太る原因になります。
また、塩分には食欲を増進させたり、体にむくみを生じさせる原因になるので、食べ過ぎには注意するようにしましょう。
②高カロリーになってしまう料理が多い
イカは非常に淡白な味わいなため、どうしても味付けを濃くしたりなど、高カロリーな調理法になってしまうことが多いです。
レシピや調味料などによって高カロリーになってしまうと、せっかくのイカの低カロリーというメリットがなくなってしまうので、できるだけ薄味で低カロリーな調理法で食べるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、イカダイエットの効果と食べ方について紹介しました。
栄養素たっぷりで低カロリー・低糖質なイカがダイエットに効果があるのは嬉しいですよね。
イカがあまり好きでなかったり、手軽にダイエットをしたいという方でも、スルメイカ・さきいかでもダイエットが出来るのは良いですよね。
イカダイエットは、注意点を守れば十分に痩せていくことが期待できるダイエット方法です。
それでは、健康に気を付けてダイエットをしていきましょう!
