たくさん食べても食べたい気持ちが抑えられなくて、ついつい食べすぎてしまう・・・
なぜこんなに食欲が止まらないのかな?
もしかしたら、その食欲は偽物の食欲かも?
このような経験をされている人は多いと思います。
今回は、お腹が空いていないのに食べたくなってしまう原因とその対処法についてご紹介します!
食欲が止まらない原因は?
1位. 炭水化物の摂り過ぎ

精製された炭水化物(白いパスタ・パン・ご飯など)を夕食時にたくさん食べていると、翌朝も食欲が旺盛で、「もっと食べたい」という気持ちが強く働きます。
これらの食べものは消化されやすく、すぐに糖に変換されて体を動かすエネルギーとなります。
ただ消費されるスピードも早いので、朝起きると脳はただちにエネルギー源となる糖を欲し、空腹ホルモンが分泌され「もっと食べなきゃ」という気分になるのです。
これを防ぐには、夕食時には、もっとゆっくりと体に吸収される複合糖質(玄米・全粒パスタ・パンなど)を消化に時間のかかるタンパク質などと一緒に食べることです。
満腹感を得るためにも、肉や魚・卵といったタンパク質をしっかりと食べることが大切です。
2位. 睡眠不足

「え?食欲が止まらないことと睡眠不足関係あるの?」と思いますよね。
実は密接な関係があるんです!!
睡眠不足の生活が続いていると、疲労感が溜まるだけでなく、食欲も旺盛となり、食べても食べても満足できないという悪循環に陥りやすいという説があります。
海外の肥満に関する研究でも、深夜0時をすぎてからベッドに入る人は翌日248kcalも余分に摂取してしまうというのが研究によって明らかになっています。
睡眠不足で体にストレスがかかると、ホルモンバランスも乱れ、ついつい過食気味となってしまいます。
健康な食生活のためにも、1日8時間の睡眠時間が理想的。睡眠時間が平均5時間だと肥満になる確率も5割増しになるという絶望感しかない数値も出ています。
3位. 生理が近い

排卵後から生理が始まるまでの間は黄体期といって、赤ちゃんを迎えるための準備期間です。そのため、水分や栄養をとりこみやすく、その結果むくみやすく便秘にもなりがちです。
黄体期には、プロゲステロンという黄体ホルモンが分泌されますが、プロゲステロンは血糖値を調節するホルモンであるインスリンの働きを弱くする作用があります。
そのため、生理前は血糖値が不安定になりやすいのです。
つまり、食事を摂った後に血糖が急上昇しやすく、かと思ったら急降下しやすい。
急降下すると一気に食欲がでて、甘いものが食べたくなったりします。
生理が始まるとプロゲステロンの分泌は低下するため、血糖値が比較的安定しやすく、異常な食欲はおさまってきます。
4位. 水分不足

体の水分が足りないときにおこる脱水症状は、空腹感とよく似ることがあります。
食事をすると乾燥した口内に唾液が分泌されるため、水分不足だと気付きにくいですが、体に必要な水分量が足りていないと気づかないうちに脱水症状に陥ることも。
本当はお腹が空いていないのに、食後に空腹感を覚えた際は、水分不足が原因の可能性もありますね。
5位. ストレス

精神を安定させる作用を持つ成分のひとつに、「セロトニン」というものがあります。
実はこのセロトニン、食欲をコントロールする働きも担っており、ストレスによって体内のセロトニンが減少し精神的に不安定になると、同時に食欲が抑えられなくなることもあります。
甘いものやお肉などを食べることによりセロトニンが増えれば、精神的にも落ち着いてきます。
食べる以外にも、リラックス効果のあるアロマにもセロトニンを増やす作用があるものや、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動で、ストレスによる空腹だと感じた際には試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食欲が抑えられない理由をランキング形式で紹介しました。
当てはまっているものはありましたか?
もし当てはまっているものがあるのであれば、日ごろの生活習慣を見直していきましょう。
