サウナに入って汗をかくだけでは、ダイエットにならないと言われています。
サウナでダイエット効果を得るためには、もっと別のことにも注意しなければいけません。
そこで今回は、サウナで痩せるために必要なことをご紹介していきます!
サウナの入り方を知ろう!

サウナ効果を最大限にする入り方
1.温冷交代浴
①水分を摂る
サウナでは300〜400ml、多いときは1ℓの汗をかきます。サウナに入る前にコップ1〜2杯の水かスポーツドリンクを飲んでおきましょう。
また空腹で入るのは低血糖になるので危険です。満腹も消化に悪いので、1〜2時間前に食事は済ませておいてください。
②体と髪を洗う
サウナに入る前に、体と髪は洗っておくのがマナーです。
体も少し温まって汗をかきやすくなって一石二鳥です。
③浴槽で軽く温まる
サウナに入る前に浴槽に入って体を軽く温めておきましょう。
時間は5〜10分くらいで十分です。サウナでより汗をかきやすくなります。
④体をよく拭いて、サウナに入る
よく汗をかくために水滴はよく拭いて入ってください。
サウナの中は上段が温度高め、下段が低めになっています。
ダイエット効果をねらう場合は、温度が高めの上段にタオルかマットを敷いて腰掛けてください。
⑤サウナの中は5〜12分。長くても15分で出る
室温にもよりますが、5〜12分、長くても15分くらいで出ましょう。
体が温まって、気持ちよく汗をかいたらOKです。
熱いのをがまんする必要はありません。交感神経が興奮して疲労が溜まり、逆効果になります。
⑥シャワーで汗を流す
サウナの汗をぬるめのシャワーで流しましょう。
⑦水風呂に30秒〜1分入る
水を手足から徐々にかけて慣らしてから、水風呂に入りましょう。
中ではジッとするのがコツです。
ほどなく体のまわりに膜ができて冷たさがやわらいできます。
⑧5〜10分くらい休憩する
水風呂から出たら体を拭いて、外気にあたりながらゆっくり休憩してください。外が寒い場合は、中で休んでもいいです。
ここで休憩することで、温冷の刺激から開放された体がホッと息をついて、元気に甦ってきます。必ず休憩を入れてください。
ここまでが1セットとなります。
⑨またサウナに入る
体が冷えきらないうちにまたサウナに入りましょう。
休憩中に汗が出た場合はシャワーをしてからサウナに入ってください。
このサイクルを2〜3回繰り返し、最後にゆっくり長く休んで終了です。
2.繰り返し浴
①サウナに入る前に湯船に浸かって、体を温めておきましょう。
②体を拭いて、90〜100度のサウナの上段に座り、10〜15分汗をかきましょう。
③ぬるま湯のシャワーで汗を流したら、外気で熱を冷まします。
休憩は5〜10分で、体が冷えきらないようにしてください。冷えてしまったら、湯船に浸かってください。
④またサウナに入ります。サウナに8分入ったら5分出て、5分入ったら3分出て……と、サウナに入る時間をだんだん短くしていってください。
これを3〜4セット繰り返します。
⑤最後に汗を流して終了です。水分補給をしながら、ゆっくり休憩してください。
3.低温浴
①シャワーを浴びた後、体を拭いて、70度くらいのサウナに15〜20分入ります。
②サウナから出た後、シャワーで汗を流してください。足に水を掛けると体の熱が逃げにくくなり、保温効果が高まります。
③湯冷めをしないよう温かくして30分くらい休憩して、終了です。
安眠したい人は冷めきらないうちに寝るようにしましょう。
サウナのダイエット効果

・乳酸の排出
「サウナでダイエットするなら運動の方が効果的」と思われますが、サウナにはサウナ特有のダイエット効果があります。
運動を行うと体内に疲労物質である乳酸が溜まり、この乳酸が溜まった状態だと脂肪が燃焼されにくくなります。
しかし、サウナは汗と一緒に乳酸を流してくれる効果があります。
・代謝を上げて痩せやすい体質になる
この血流は体を温めることで改善され、代謝の高い体になります。
サウナではもちろん体を温める効果があるので、血行を促進させる効能があり、代謝を上げることができます。
結果的に脂肪を燃焼しやすくなり、痩せやすい体質を作ることが可能というわけです。
内臓脂肪の燃焼や、顔やせ効果もあるため、小顔を作りたい方にもぴったりなんです!
サウナは1時間で約150kcalを消費します。
ウォーキングが1時間あたり200kcal、ランニングが1時間で約500kcalほどです。
サウナだけでダイエットを成功させるには、くつろいでいるだけでウォーキングの約4分の3のカロリーを消費するのはとても大きな効果と言えますよね。
・褐色脂肪細胞の働きを活性化(ヒートショックプロテイン)
ヒートショックプロテインとは、さまざまな環境ストレスで増加してそのストレスから細胞を防御するたんぱく質のことで、別名「熱ショックタンパク質」「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれています。
このヒートショックプロテインを増やすためには、
①お風呂(40~42℃のお風呂に10~20分浸かるだけ)に浸かる。
②シャワーで肩甲骨付近に温・冷シャワーを交互にかける。
どちらかを行うだけで褐色脂肪細胞の働きを活性させてくれます。
活性化させることで体の回復力も高まり、疲れにくい体づくりが出来ます。
※温度変化にご注意ください。※入浴後には適度な水分補給をしてください。
・自律神経を整えて睡眠の質を高める
自律神経の乱れは睡眠不足へ繋がります。
睡眠不足は生活習慣病の一種と言われるほど、肥満体質である人に多く見られる特徴です。
高温のサウナに入って水風呂で体を冷やすと、自律神経が刺激されて睡眠の質を高めてくれます。
「温泉でサウナに入った後が眠い」というのは、体を温めて自律神経が刺激されているからなんです。
睡眠の質を高めると、寝ている間の成長ホルモンの分泌が活性化されて痩せやすい体質になります。
このように睡眠不足を解消するだけでなく、間接的にもダイエットに大きな影響をもたらすのでサウナダイエットはとても効果的な方法と言えるでしょう。
サウナに通う頻度はどれぐらい?
サウナダイエット成功者の口コミを見ると「サウナを週に2回通っている」や「毎日サウナに入っている」など人によってバラバラです。
しかし毎日入る必要はありません。
目安は週に1~3回程度になります。
代謝を上げたりむくみの解消などを目的とするなら、週1~3回サウナに入るようにしましょう。
※週1~3回はあくまでも目安です。体調が優れない場合は減らすようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
サウナで温まることは確かに健康的ですが、サウナに入れば痩せるというものではありません。
しかし、入るだけで身体から不必要な乳酸や老廃物が排出され、とても良い効果をもたらしてくれます。
ぜひサウナで痩せやすい体を作って、普段の運動でシェイプアップすることを目指していきましょう。
