皆さんの知人にも同じものを同じ量だけ食べても、すぐに太ってしまう人と、全然体重が変わらない人がいるのはなぜでしょうか?
答えは体質なのです!
基礎代謝のいい人は、食べたものをエネルギーとして消費してしまうので、脂肪に変わる暇がないから太らないのです。
今回は、代謝のいい体づくりをするための方法を紹介します。
体質改善のやり方を知ろう!
・基礎代謝とは?
基礎代謝とは、人が生きるのに最低限必要なエネルギー消費のことです。
一日の消費エネルギーの70%を占めているので、太らない体を作るにはこの代謝を高めることが有効です。
・基礎代謝(エネルギー)はどこに使われる?
①筋肉:40~50%
②臓器(肝臓・胃腸・腎臓):30~40%
③脳:10~15%
④心臓:5~10%
最もエネルギーを消費しているのは「筋肉」ということになります。
つまり、この筋肉をできるだけ増やしてやることで、エネルギーを燃やしやすい基礎代謝の高い身体を手に入れることができるのです。
・基礎代謝を上げるためにストレッチをしよう!
毎朝スッキリと目が覚めず、なんとか朝の支度をして出社したものの午前中はうまく頭が働かないなら、自律神経の機能が低下しているのかもしれません。
自律神経のバランスを整えることも、代謝を上げるために大切です。
朝起きたらまず、カーテンを開けて朝日を浴びて、身体と頭をしっかりと目覚めさせましょう。
そして、深く呼吸しながらストレッチすると、身体に酸素がたっぷりと取り込まれて目覚めがよくなり、代謝も上がりやすくなります。
簡単なストレッチをおこなって血の巡りをよくすると、交感神経が優位になり、朝から活動モードに入りやすくなるのです。
まずは、ベッドの上で寝たままできるストレッチからはじめましょう。
ベットでできるストレッチ
1. 仰向けに寝たまま頭の上で両手を組んで、両手両足を上下に気持ちよく伸ばす。
2. 仰向けのまま膝を立て、おへそをのぞき込むようにして上体を浮かせ、腹筋を動かす。
3. 両手を左右に広げて、右足を左側に倒してしばらくキープ。反対側も同様におこなう。
4. 起き上がる前に四つん這いになってお尻をかかとの上に乗せる。両手を前にぐっと伸ばして背中をストレッチする。
まずはベッドの上でのストレッチが習慣化されてきたら、身体を起こしてさらにこちらのストレッチをやりましょう!
1. 右腕をまっすぐ前に伸ばし、左手で抱えるようにして体に近づけ、ストレッチする。反対側も同様におこなう。
2. 足を肩幅に開いて立ち、両手をお尻のあたりで組む。肩甲骨を寄せるように腕を後ろに引く。何度か繰り返す。
3. 足を肩幅に開いて立ち、両手を頭上に。左手で右手首をつかみ、体を左上に引っ張り上げる気持ちで右体側をストレッチ。反対側も同様におこなう。
4. 右足を立てて座り、太ももを胸につけて膝を抱え込みながらふくらはぎを伸ばす。反対側も同様におこなう。
やりやすいものからはじめて、毎日少しずつでもいいので続ければ、徐々に午前中から気持ちよく過ごせるようになっていくはずです!
・代謝を上げてくれるものを食べよう!
・人参
ニンジンに含まれるβカロチンは抗酸化作用が高いため、お肌の新陳代謝を高め、肌あれを防いでくれたり、アンチエイジングを助けてくれたりする効果があります。
また、カリウムを含むため、余分な水分や塩分を排出してくれる作用があり、むくみの解消にも効果的です。
・トマト
トマトに含まれる成分として有名なのがリコピンです。
リコピンには抗酸化作用があり、ニンジンと同じく新陳代謝を高める働きがあります。
さらに、トマトは加熱調理することでより栄養価が高まるため、デトックススープに入れ込む具材としてぴったりですね。
・豚肉
豚肉は、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1を豊富に含む食材です。
日本人はお米などから糖質をたくさん摂取するので、ビタミンB1は意識して補いたい成分です。
・にんにく
玉ねぎで触れたアリシンを含むほか、アホエンという成分には血液の汚れを取る強い作用があります。
血液が体の隅々まで行き渡り、体温が上昇して、基礎代謝の向上をサポートします。
どれも代謝を上げるすぐれものばかりなので、ぜひみなさんのお好みの食材を積極的に摂るようにしてみてください。
・湯船に浸かろう!
残業で遅くなったときや暑い夏などは、ゆっくりと湯船に浸かるよりもサッとシャワーで済ませたいと思う人は多いでしょう。
しかし、基礎代謝を高めたいなら、しっかりと湯船に浸かって身体を芯から温めることが理想的です。
身体が温まって血液やリンパの流れがよくなると、老廃物も溜まりにくくなり、身体がスッキリします。
また、入浴時に身体を効率よく温めるために、以下の6つを実践するのがおすすめです。
1. 入浴前に白湯を飲む
入浴前にコップ1杯の白湯を飲んで身体を内側から温めておくと、発汗作用が高まります。
2. ぬるめのお湯に浸かる
40度程度のぬるめのお湯は、副交感神経の働きを高め、心身をリラックスさせ、胃腸の消化機能も促進させます。
また、熱すぎると心臓に負担をかけたり、血圧を上げやすかったりするので気をつけましょう。
3. 湯船に浸かる前に掛け湯する
湯船に浸かる前には必ず掛け湯して、身体を十分に慣らしましょう。
4. 湯量は肩先が出るくらいにする
肩が隠れるまでの湯量の湯船で長風呂すると、身体が温まる前にのぼせてしまう可能性があります。
ただし、冬場など寒い場合は、首周りは冷やさないようにしてください。
首周りの冷えを感じたら、首や肩に熱めのお湯をかけるなどしてしっかり温めましょう。
5. 足裏を揉みほぐす
身体が温まってきたら、足の指からかかとにかけでの足裏を丁寧に揉みほぐしましょう。
足裏には、全身の各部位につながる「反射区」があるので、刺激すると身体が内側から温まって、入浴後もポカポカが持続します。
6. 入浴中に水分を補給する
入浴時には大量に汗をかくため、血液中の水分が減り、血圧が上昇しやすくなっています。
長湯する場合は特に、入浴中に水または白湯を飲むことを忘れないようにしてください!
また、入浴後には髪や身体を濡れたままにせず、バスタオルやドライヤーでしっかりと水気を切り、身体が温かいうちにパジャマに着替え、体が冷えすぎないうちに就寝しましょう。
身体が温まった状態だと入眠もしやすく、朝までぐっすりと眠ることができますよ!

まとめ
いかがでしたでしょうか。
「痩せたい!体重を減らしたい!」という必死の思いから様々なダイエットに振り回されるのではなく、「人生を楽しむためにダイエットがある」という意識に変えていきましょう。
健康な体があってこそ人生は楽しめるもの。
無理なダイエットで健康を損ねてしまっては、体も心もバランスを崩してしまいます。
そのためには、健康的な食生活&生活習慣を心掛けて、健康美を目指すことが大事です。
