ダイエットをするぞ!と意気込んでみたものの、食事で気をつけて、運動もできる限り頑張って、大好きなお酒まで断つなんて先行き不安ですよね。
私には続けられるのだろうか・・・とせっかくかけたエンジンが緩んでしまいますよね。
お酒を飲む機会は意外と多く、飲みニケーションなんて言われたら断りにくいのが正直なところです。
目の前でご家族や友人が飲んでいたら、いくら我慢していたって飲みたくなりますよね。その気持ち、よく分かります。
しかし、そんなお酒好きなダイエッターの皆さんにも救世主がいるんです。
それは「焼酎」です!!!
・・・え、なんかおじさん臭い”なんて思わずに、焼酎の良いところをのぞいてみてくださいね。
焼酎とは

そもそも、焼酎って一体何者なんでしょうか。
焼酎は、蒸留酒と言われる「穀物や果物をアルコール発酵して作られる醸造酒」を蒸留させて出来るお酒に分類されます。
蒸留することで、蒸発する温度の違いから純度の高い液体を作ることができ、アルコール純度が高くキリッとした味わいがあるのが特徴です。
原材料は、芋類や穀物類。
日本酒を蒸留すると、米焼酎が生まれます。
もう少し踏み込むと、焼酎は甲類焼酎と乙類焼酎に分かれます。この違いは、蒸留方法によるものです。
前者は明治時代にイギリスから導入されたウイスキー造りに利用される連続式蒸留という製法で抽出される高純度のアルコールの焼酎を指します。
後者は、日本で古くから行われている単式蒸留で抽出されたものです。
単式蒸留は一回の原料投入で、一回のみ蒸留を行う方法でアルコール以外の成分の抽出も伴うため原料である芋や穀物類の風味が強く感じられます。
飲み方は、ロックや水割り、ソーダ割り、お茶割りなど気分や好みに合わせて変幻自在なところも好感度が高いですよね。
アルコール度数が高いと高カロリーと思われがちですが、醸造酒であるビールやワインに比べて蒸留酒である焼酎は、低カロリーなのです。
というのも、蒸留の過程で糖分が飛ぶため糖質はゼロ。
芋や米の甘さが感じられるので糖質があるように感じるかもしれませんが、原材料の糖分は事実上存在しないのです。
エネルギー
(100mlあたり) |
炭水化物 | アルコール20~22g換算の場合 | |
甲類焼酎 | 206kcal | 0 | 110ml(25度)約150kcal |
乙類焼酎 | 146kcal | 0 | 110ml(25度)約105kcal |
ビール | 40kcal | 3.1 | 500ml(5度)約200kcal |
赤ワイン | 73kcal | 1.5 | 180ml(14度)約140Kcal |
(文部科学省食品データベースより)
エネルギーだけに着目するとビールが最も低いのですが、アルコール度数もアルコール適正量も異なる上に、糖質の含有量も異なります。
それらを踏まえると、蒸留酒である焼酎は私たちダイエッターの味方だということが分かるのではないでしょうか。
エンプティー・カロリーとは

ダイエットをしていると、どこからともなくやってくるこの言葉。
エンプティーカロリーとは、空っぽのカロリーと呼ばれ、体に蓄積される糖質や脂質、たんぱく質などの栄養素が含まれないという意味を持っています。
アルコールにもカロリーが存在していますが、吸収されて蓄える代わりに熱となって約70%が消費されることから、「アルコールは太らない」と言われる理由の一つです。
そのため、焼酎のように糖質がゼロだということは、純アルコールだけを摂取していれば体重増加に拍車をかけるようなことはないとも考えられます。
それに比べて、ビールやワインには糖質やタンパク質が含まれていて、飲む量が増えれば増えるほど蓄積されるものが多くなるということを覚えておきたいものです。
ダイエット中の飲み方

甲類焼酎は、無色透明でス高純度のスッキリした味わいが特徴のためロックや水割りがぴったりです。
クセがないので、酎ハイやカクテルにも使われるのですが、ジュースや糖質の高い果実味を伴うとカロリーは急に増えるので注意していきましょう。
乙類焼酎は、原料の味わいをダイレクトに楽しめるので、ロックやストレートで飲むといいでしょう。
ただ、お酒が苦手な方にはキツく感じることもあるので、お湯や水を加えて自分好みの味を探してみるのもいいですね。
また、脂っこいもののお供にはウーロン茶割りやレモンハイにするなどして、飲み方を工夫するのもダイエットには必要です。
まとめ
焼酎は他のお酒に比べてカロリーは低く、糖質も含まれないことからダイエッターの味方であることが分かりましたね。
しかし!忘れてはならないのが、お酒のお供に選ぶおつまみです。
せっかく、お酒の種類を気をつけても唐揚げやフライドポテト、チョコレートやポテトチップスなどを好きなだけ食べていたら、頑張ってきた分が水の泡になるのも時間の問題です。
お酒を飲みたいときは、枝豆や豆腐、焼き鳥など自分ができる範囲で調理方法のヘルシーなおつまみを選ぶことを勧めします。
ほんの少しの工夫、ほんの少しの意識で、お酒を飲んでいても自分の納得いく体を手に入れられます。
焦らず、楽しんで変化を感じていきましょう。
それでは、健康に気を付けてダイエットをしていきましょう!
